オンラインの特性を活かしたソーシャルコミュニケーション養成ゲーム

こんにちは、shibunetです。
4月に入ってもまだまだ寒い日が続いていますね。本当に温暖化は進んでるのでしょうか?皆様、どうか体調にだけはお気をつけてお過しください。

さて、今日はオンラインゲームの話です。といっても、時間とお金を無駄に費やすだけの子供だましのネットゲームの話ではありません。前回のエントリーやツイッターでも書いてきたとおり、テレビゲームに社会的価値はほとんどありません。現実世界の物理法則をまったく無視したものや、人殺しや窃盗をするとスコアが増えていくなどの犯罪行為を正当化するゲームなど、プレイすればするほど子どもの頭が悪くなっていくようなゲームがどれだけ多いことか。さらに同じ画面を見続けることにより視力が悪くなっていく悪影響もありますね。このような人間を堕落させるだけの装置は、病院や擁護施設、老人ホームなどだけに設置を許可するべきもので、一般家庭に普及させてはいけないものだと私は個人的に思っています。

このような社会的価値のないゲームを子どもたちの手からなるべく遠ざける活動を僕らは行っていきたいと思いますが、それでは全てのテレビゲームは子どもたちにとって有害なのか?無価値なのか?というとそんなことはありません。確かにテレビゲームの8割前後は時間を奪うだけの意味のない消費物ですが、オンラインの特性を上手く活用すれば社会性を養うための価値ある媒体にゲームを進化させることも可能だと私は思っています。その可能性までを全て否定するわけではありません。例えばこういったゲームはどうでしょう?

朝起きたら「おはようございます」

近所の人と出会った時は「こんにちは。いい天気ですね」、人から何か良いことをしてもらったら「どうもありがとう」、誰かの心を傷つけてしまったら「ごめんなさい」など、このような基本的な挨拶や社会常識、いわゆるコミュニケーション能力を身につけることで経験値が増えてレベルが上がっていくようなベクトルを持ったゲームはどうでしょうか?モンスターを倒したらお金や経験値が増えるなどのくだらないシステムでは、気に入らない人や嫌いな人がいたら殴って殺してしまえばいいという考え方の子どもたちが増えてしまいます。そうではなく、人に挨拶をちゃんと返すことができたら経験値が増えていくようなシステムにします。オンラインゲームを通してある程度の社会性を身につけていくわけです。幼児〜初等教育などのシーンではもちろん、社会性を失っていった大人たちの再更正などのシーンでも有効に活用出来るのではないでしょうか。

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4/25 記事内容を一部修正(不適切な表現がありました)